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西村直人のACC最前線

第6回 車間距離の調整機能ってどうやって使うの?
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ACC作動中の車間距離は速度に応じて決められていますが、これはドライバーが調整することもできます。今回は、車間距離の上手な調整機能の仕方について解説します。

車両によって違いがあるものの、車間距離は概ね3~7段階で調整ができます。調整機能で選べる最短の車間距離は、ACCのシステムで決められたもっとも前走車に近づく設定で、この車間距離は変更できません。ドライバーが選べるのは、そこから徐々に車間距離を延ばす、つまり前走車との距離が離れていく方向だけに限られています。

車間距離の設定は、自車周囲の交通量と道路状況によって変化させると良いでしょう。交通量が少なく直線続きで見通しが良く、円滑に流れている高速道路等の場合は、車間距離設定を「最長」にします。逆に交通量が多く巡航速度が低い高速道路等では、調整範囲の中間を選び、自分がストレスを感じない車間距離になっているかを確認します。この時、前走車と近くて怖いと感じるようであれば、最長に変更すると車間距離が長くなります。

渋滞している高速道路等の場合は、車間距離設定を「最短」にします。ACCは速度が低いと前走車との距離がより近づく設定(第4回参照)となるため、慣れないうちは近づき過ぎていると感じるかもしれません。その場合、車間距離設定は調整範囲の中間、もしくは最長に変更するといいでしょう。また、発進停止を繰り返すような激しい渋滞路では、車間距離設定に応じて前走車との距離も変化します。最長であれば車間距離を空けて停止しますし、最短であれば、より前走車に近づいて停止します。

このように、車間距離の調整機能を道路状況に応じて積極的に使い分けることで、さらに快適な走りを楽しむことができます。

ACCは、ICやSA&PAなどからの合流部で活用すると、さらに安全性が高まります。たとえば、合流してくる車が来そうな場合にあらかじめ車間距離設定を「最長」へと変更してみてください。すると前走車との車間距離が広がりますが、この状況は合流する側にとって車線変更しやすい状況となるため、結果的に円滑な合流が行われます。これは「合流支援」と呼ばれるもので、将来的にはCACCにも導入される機能のひとつです。

もともとACCのセンサーは前走車を検知するためのものですが、こうした左右方向から合流する車両も認識する必要性から、センサーの認識範囲は自車前部から扇状に広がっています。ACCでは車間距離の設定状況にかかわらず、センサーの性能を100%活かしながら認識範囲の車両などを検知していますが、「最長」にしておくと、この扇状の認識範囲内に入った車両などに対する自車の加減速操作の反応がより敏感になるため、前述のような「合流支援」が行えるのです。

車間距離の調整機能ってどうやって使うの?

車両によって車間距離の調整段階に違いがあるとともに、その操作方法にも違いがあります。事前に取扱説明書等で車間距離の調整方法を確認し、自車速度と車間距離の関係を実車で試しておきましょう。それだけでなく、ACCによる巡航速度の上げ方や下げ方、さらにはシステムの解除方法についても取扱説明書等で理解を深めましょう。

ちなみにACCのシステムは、どの国のどんな車両であっても、ドライバーがブレーキペダルを軽く踏むことで作動を解除することができます。怖いと感じたら慌てずにブレーキ操作を!

公開日 2014年11月25日

西村 直人氏(交通コメンテーター)

西村 直人【交通コメンテーター】

特別編「CACCを試してみた」

1972年東京都生まれ。クルマとバイク、ふたつの社会の架け橋となることを目指す。得意分野はパーソナルモビリティだが、WRカーやF1、2輪界のF1であるMotoGPマシンの試乗もこなす。近年では大型のトラック&バス、トレーラーの公道試乗も行うほか、HVのバス&電車など、物流や環境に関する取材も多数担当。2007年度東京都交通局バスモニター。「JAF Mate」誌では、本誌初の二輪連載企画を4年間担当。大型第二種免許/けん引免許/大型二輪免許、2級小型船舶免許所有。

  • 日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J)理事(ITS分科会リーダー)
  • (財)全日本交通安全協会 東京二輪車安全運転推進委員会 指導員
  • (協)日本イラストレーション(JILLA)協会 監事
  • 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2010年度から)

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